今から15年ほど前の24歳頃のお話しになりますが、自分には友達もわりとたくさんいる方で、仕事もやりたい事が出来ており充実した日々を送っている中でしたが、ふと突然気になったことがあります。
それは、人は何のために生きているのだろう?ということです。当時の自分の中には答えがありませんでした。
深夜になぜかこのことが頭の中をグルグルと駆け巡ってしまい、過呼吸になりブルブルと震え、手足もしびれ怖くて怖くてたまらない衝動に駆られました。 今考えるとあれはパニック障害だったのだと思います。なぜあの日そうなったのかわかりません。

突然思いついたことが気になってしょうがなく、仕事中も焦燥感で不眠が続いていました。全く答えが出ない状態で数日が経ち、当時お付き合いしていた元カノがうちに遊びに来た時に「なぁ、人って何が目的で生きてんだろうな?」と恐る恐る尋ねたところ、「幸せになるために決まってるじゃんっ!!」 と答えました。
即答でした。あまりのシンプルな回答に笑ってしまいましたが安心したのを覚えています。しかしなぜかシックリくることはありませんでした。それから15年経った今、当時言っていた元カノの「人生の目的は幸せになるため」ということがやっと腑に落ちた感じがあります。
それは今まで自分一人だけがやりたいことを夢中に追求してきた人生だったからかもしれません。だから幸せになるためということがシックリこなかった。
人生というのは人に愛され愛すこと。 誰かと一緒にいることでその相手に自分を幸せにしてもらい、そして自分の努力によってその相手も幸せにしてあげる。このような生き方が、そろそろ自分には合ってきたのかもしれません。
当時の元カノ、あや(23歳)はすでにそこに気が付いていたのかもしれませんね。
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