年末の漏斗胸の手術に向けた準備というわけでもないですが、大学病院の医師たちのプロフィールをなんとなく見ていて感じたことが有りました。それは「自分よりもはるか上のレベルで景色を見ている」ということです。
プロフィールには以下のようなものがありました。
患者様の不安やストレスが少しでも和らぐよう丁寧なコミュニケーションを心がけ何でも相談しやすい雰囲気作りに努めてまいります。
患者様一人一人の気持ちに寄り添った診療を日々心がけ努力していきます。
例えばこれは一例ですが、 ポイントは患者さんの事を最優先に考えているということです。
仕事というものは人生の拘束時間で言うとかなり長く、人生の大半の時間を仕事に費やすと言っても過言ではありません。仕事中に常に上記のような「患者さんの気持ちに寄り添った治療」というテーマで考え続け日々行動しているなら、毎日の積み重ねでものすごい人間的な差が出るなと感じました。

自分の仕事は職人の仕事であり、仕事自体は大好きなのでこれは天命だと思っているところですが、お客様とお会いすることはほとんどありません。自分がした仕事がお客様の手に渡りそのお客様自身をもちろん喜ばせたり、その周りにいる家族までも喜ばせているということはあまり想像出来ていませんでした。
自分の仕事はほぼ自分一人だけの世界で完結してしまっているのに対して、医師たちは常に患者さんを第一優先に考え、その周りにいる家族まで配慮し日々行動しているのでは、それこそ1年経っただけでとんでもない人間的差が生じてしまうと焦りを感じました。
医師と自分を比べるものでもないのかもしれませんが、急に自分が恥ずかしくなりましたね。もっと自分もお客様やその周りにいる家族などにも意識を伸ばして日々生活しようと思いました。
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