漏斗胸をコンプレックスに感じている方は多いと思います。他の人のブログを読んでもコンプレックスだと書いている人も多い中で、自分も無意識に隠したがっていたのでコンプレックスに感じていたのかもしれません。

漏斗胸は遺伝的なものであり家系に誰かしらの骨の異常がある場合が多いです。自分の兄弟も親も少しではありますが骨の異常が認められます。そんな話を母親にしたところ「そういえば、おじいちゃんが胸凹んでいたよ」という話になり、興味があったのでそのまま話を聞いていきました。
するとじいちゃんは、小さい頃の自分の娘(母親)に対し、胸が凹んでいることを「珍しい形してるだろ!!」と、ずっと自慢をしてきたそうなのです。
まずそれを聞いた時に驚きました。自分はずっとコンプレックスだと思い、悩んでいるというほどではありませんでしたが、人にあまり見られたくないなぁという感情を持っていました。しかしじいちゃんは「仰向けになると水だって貯められるんだぞ!」と謎の自慢をし続けたそうなのです。
それを聞いた時に、負けたなって思いました。 程度の違いはあれど漏斗胸は人と違うからという理由で勝手に「これは異常」と自分で決めつけ、ふさぎ込んでしまうのです。しかし異常なんていうものは誰に決めつけられるものではなく、むしろ珍しく希少性が高いので自慢して生きるべきだったのかもしれません。
他人と多少変わっている部分を「コンプレックス」として生きるのか、それとも他人と違ってるからこそ個性としてそれを「強み」だと考えて生きるのか、どちらが良いのかは明白です。
今は亡きじいちゃんに良いヒントをもらえた気がしました。
コメント